設計力学 F1–F17¶
AIエージェントが普通のWeb APIやバッチ処理と異なる特性をまとめています。これらこそが「程度」や「相反」の判断を必要にする根本原因です。各パターンの frontmatter forces にはこの統制語彙(F1–F17)のみを使ってください。
| # | 特性 | 設計に効く力学 |
|---|---|---|
| F1 | 1リクエストが長い(秒〜数十分) | 同期境界・状態の永続化・再開可能性 |
| F2 | 1リクエストが高コスト(トークン課金) | 予算上限・キャッシュ・モデル段階化 |
| F3 | 確率的(非決定論的) | 冪等性・検証・リプレイ・評価 |
| F4 | ハルシネーション | グラウンディング・出力検証・人間承認 |
| F5 | インターフェイスが自然言語(曖昧) | 構造化抽出・入力ガードレール |
| F6 | コンテキスト/メモリで状態を跨いで渡す | メモリ階層化・共有/分離の境界 |
| F7 | 可用性が不安定(プロバイダ依存) | サーキットブレーカ・フォールバック・マルチホーム |
| F8 | ツール/スキル/MCPで副作用を持つ | サーガ・ドライラン・ツールゲートウェイ |
| F9 | LLMが変わると挙動が変わる(ドリフト) | プロンプト/モデルのデプロイ管理・シャドウ |
| F10 | 出力がスキーマに従わないことがある | 構造化出力強制・再試行・パーサ防御 |
| F11 | コストが「回数」でなく「文脈長」で増える | コンテキスト予算管理・要約圧縮 |
| F12 | レイテンシのばらつきが大きい(裾が重い) | 適応タイムアウト・推測実行・ストリーミング |
| F13 | 自己ループ(計画・反省・再帰)する | ループ上限・自律性ガバナンス |
| F14 | 自然言語が攻撃面(プロンプトインジェクション) | 信頼境界・権限分離・サンドボックス |
| F15 | 同入力≠同出力で再現性が低い | イベントソーシング・記録された乱数種 |
| F16 | 監査対象になりやすい(なぜ・誰の権限で) | トレース全量・ポリシーコード化・実行履歴 |
| F17 | 人間との協働が前提(完全自動は少数派) | HITL・チェックポイント・編集可能プラン |